
『貧乏物語』三の四 今から10年前の…
現代語訳 今から10年前の1906年、あの英国で「食事公給条例※1」が議会を通過したのも、つまるところは前回に述べた通り。モーリスの論文が...
河上肇先生の評論『貧乏物語』の現代日本語訳です。
現代語訳 今から10年前の1906年、あの英国で「食事公給条例※1」が議会を通過したのも、つまるところは前回に述べた通り。モーリスの論文が...
現代語訳 英国で食事公給条例ができ、貧乏人の子は国家が引き取り、親に代わって養うことにした事情は、私が前回述べた通りだ。しかしそれにしても...
現代語訳 五重の塔を建てようとする人は、まずその土台を丈夫にしなければならない。花を愛でようとする者は、必ずその根に栄養をやることを忘れて...
現代語訳 英国ブラッドフォード市で、貧民の児童に給食を試験的にやってみたことは、私が前回に述べた通りだが、今その成績ははたしてどうだったか...
現代語訳 さて以上述べたところは、児童の発育の上に、貧乏が及ぼす弊害のごく一部にすぎない。しかも、貧乏が人の肉体と精神に大きな害を及ぼすの...
現代語訳 私は最近の英国における社会政策の一端を示すため、先に小学児童に対する食事公給条例について述べ、今また養老年金条例のことを述べおえ...