付録・訳者前書き

「貧乏物語」を除く、河上先生の著作を、まず「小国寡民」から現代語訳する。データ化しておいて下さった、青空文庫やネット上の様々な方々には、深く感謝します。訳文や私が撮り・作成した画像については、出典明記なら自由に引用してかまわない。ただし無断商用利用、剽窃、盗用は厳に慎んで頂きたい。

『貧乏物語』訳文まえがきでも書いたとおり、私九去堂は河上先生とは思想的に反対だが、それはそれで理由のあること。ただ、河上先生の文章が、歴史に埋もれるのが何とも惜しいと思い、こうして訳文をUPしている。

生き給ふ 甲斐こそあれや 主義に生く 八十八の 咢堂先生
(但し先生の言ふ所に一々賛成なるにはあらず)

昭和二十年九月六日に河上先生が詠んだ歌

先生から見ればとんでもない資本主義者でバクチ打ちで金融亡者であろう私だが、誠実に先生の文章を訳そうとしたことだけは、「よくやった」と泉下の先生に褒めて頂けるかも知れない。

16.04.04
訳者・九去堂

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